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万葉集全20巻朗唱の会

2022朗唱動画リンク集

埋もれがちな面白い朗唱・優れた朗唱・微笑ましい朗唱をメモしたリンク集です。
万葉集の魅力に触れていただければ幸いです。
なお4516首すべてを網羅するものではありませんのでご了承ください。

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(2022年10月24日更新)※敬称略

音楽系

巻2 194番~ 高岡万葉ロータリークラブ万葉を愛する有志一同〔ゆず・栄光の架橋〕
巻2 206番~ 高岡万葉ロータリークラブ万葉を愛する有志一同〔愛のメモリー〕
巻3 372番~ 岡垣 昌秀(ギター)
巻4 653番~ 万葉ロックバンド りりー☆ぽっぺん
巻5 847番~ 近藤 妃真〔ライアーハープ〕
巻6 967番968番 大宰府万葉会〔ギター・ありがとう旅人よ〕
巻9 1747番~ 万葉うたがたり会 園田知子 《春三月》高橋虫麻呂
巻12 3115番~ ボールノグラブティ
巻13 3248番~ 万葉うたがたり会 山口ひとみ with 森田智恵 《We are all alone》
巻13 3310番~ 奥山 永見古 ジャズ 作曲・歌 芝山真知子

巻14 3400番~ 万葉うたがたり会 上 未歩《信濃なる千曲の川》
巻14 3404番~ 万葉うたがたり会 岡本 三千代 with 上 未歩 園田 知子《上野の安蘇のまそむら》
巻15 3783番~ 味真野観光協会(オカリナ)
巻17 3988番~ 寺井 秀之(ギター・ビートルズ)
巻17 3985番~ 古府小学校 創作舞踊《二上山の賦》
巻18 4015番~ 国吉義務教育学校 創作舞踊《須加の山》
巻18 4066番~ 鈴木 透
巻19 4159番 太田小学校 創作舞踊《つままの舞》
巻19 4209番~ 小林 範子〔オリジナル曲〕
巻19 4249番 野村小学校 創作舞踊《いわせのに》
巻19 4249番 いわせのコーラス〔合唱〕
巻20 4472番 陽子会〔第九〕
高岡万葉まつりテーマソング「高岡旅情」(岡本三千代作詞作曲)

万葉故地 団体グループ・愛好家

巻1 20番   佐藤陽子さん追悼VTR(2012年)
巻5 815番~ 【梅花の宴】万葉集全20巻朗唱の会にいざなう会[富山]
巻5 855番~ 浜北万葉食研究会月草の会[静岡]
巻5 858番~ スターダスト河内[大阪]
巻6 907番~ スターダスト河内[大阪]
巻6 920番~ 万葉絵合わせかるたプロジェクト[奈良]
巻6 954番~ 大宰府万葉会[福岡]
巻6 963番~ 大宰府万葉会[福岡]
巻7 1238番~ 犬養万葉記念館[奈良]
巻7 1246番~ 多賀城家持顕彰会及び万葉を楽しむ有志の会[宮城]
巻8 1518番~ 交野が原万葉学級[大阪]
巻9 1710番~ 益田市柿本人麿公顕彰会[島根]

巻12 3027番~ 万葉の森公園「伎倍の茶屋」[静岡]
巻13 3234番~ 名古屋招世クラブ[愛知]
巻13 3310番~ 奥山 永見古[奈良]
巻14 3373番~ 多摩ボーイズ[神奈川]
巻14 3483番~ 赤坂・一期一会プロジェクト(万葉ロマン塾)[東京都港区]
巻15 3612番~ 奈良女子大学 古代衣装同好会[奈良]
巻15 3691番~ 横浜さわらび会[神奈川]
巻15 3723番~ 味真野観光協会[福井]
巻16 3803番~ 猪名川万葉の会[兵庫]
※自治体関係は朗唱順リストの万葉故地特別朗唱をごらんください。

名歌・秀歌・人気歌

巻1 1番 高岡市万葉歴史館長 坂本 信幸
巻1 20番~ 高岡市更生略女性会 《茜さす》額田王
巻3 475番~ 大澤 寛 《安積皇子挽歌》大伴家持
巻5 892番~ スターダスト河内 《貧窮問答歌》
巻5 978番~ 高岡観光ガイドボランティアやまたちばな 《万代に語り継ぐべき名は》山上憶良
巻7 1068番~ まつした ゆうり 《天の海に》柿本人麻呂
巻8 1418番~ 高岡商工会議所青年部 《石走る》志貴皇子
巻16 3791番~ 清田 富雄 《竹取の翁》※題詞あり

巻16 3853番  FULL HOUSE OFFICE 《ウナギの歌》大伴家持
巻17 3985番 林 貴文 《二上山の賦》
巻17 4000番 伏木校下自治会連絡協議会会長 坂 廣志《立山の賦》
巻17 4011番~ 高岡の夢と未来を創る会 《鷹狩の歌》大伴家持
巻18 4094番~ 清田 富雄 《海ゆかば》大伴家持
巻19 4139番 高岡おもてなしの会 《春の苑紅にほふ》
巻19 4143番 高岡おもてなしの会 《かたかごの歌》大伴家持
巻19 4290番~ 濵﨑 俊文 《春愁三首》大伴家持
巻20 4516番 高岡市万葉歴史館長 坂本 信幸 《最終歌》大伴家持

吟詠・謡曲

巻2 85番~ 吟友婦中
巻2 112番~ 萌吟会
巻2 207番~ 三協アルミ詩吟会
巻3 289番~ 東五位校下連合自治会
巻3 307番~ 高岡法科大学(後藤ゼミ・八坂ゼミ・創作部・地域国際交流研究会)
巻4 717番~ 荒木 信夫
巻8 1477番~ 高岡岳風会動吟会

巻9 1744番~ 太田雨晴観光協会
巻10 2032番~ 富山県行政書士会高岡支部
巻10 2050番~ 富山県行政書士会高岡支部
巻11 2383番~ 川原子供詩吟教室
巻15 3723番~ 味真野観光協会
巻17 4025番 羽咋吟詠会
巻18 4073番~ 誠吟会とその仲間の会
巻19 4266番~ 高岡市老人クラブ連合会

こども・家族・ほっこり

巻3 394番~ 二上 詩帆 鍵主ともか
巻3 408番~ ガールスカウト富山県第31回〔子ども〕
巻3 443番~ しんまさ〔富山湾背景に母息子〕
巻7 1129番~ 高岡青年会議所〔アーニャ〕
巻7 1135番~ 高岡青年会議所〔父子〕
巻7 1138番~ 高岡青年会議所〔スパイダーマンと幼児〕
巻8 1477番 高岡岳風会動吟会〔将来楽しみ〕
巻9 1687番~ 1チーム〔母娘〕
巻10 2062番~ ガールスカウト富山県第5団〔子ども〕
巻10 2110番~ ガールスカウト富山県第9団〔子ども〕
巻10 2122番~ 米田 洸一 米田 好美 米田 美菜〔家族〕
巻11 2510番~ 畑三姉妹〔赤ちゃん〕

巻11 2695番~ 畑 裕美 畑 志歩 畑 菜々美 畑 稜介〔家族〕
巻11 2699番~ 佐藤兄妹〔兄妹〕
巻11 2801番~ 渡辺 恵子 岡本 涼子  岡本 真歩
巻12 3035番~ 吉本家〔家族〕
巻13 3325番  高岡青年会議所〔子ども〕
巻13 3335番~ 高岡青年会議所〔子ども出現〕
巻17 3986番~ 和田保育園《二上山の賦》
巻17 3999番~ 千田 篤〔孫と?〕
巻19 4236番~ 高岡青年会議所〔父子〕
※保育園小学校は朗唱順リストをごらんください。
※網羅しているものではありません。

アラカルト

巻1 32番~ 第一生命保険㈱高岡広小路営業オフィス〔オリジナル衣装〕
巻2 131番~ 大阪税関伏木税関支所〔ゆるキャラ〕
巻6 1024番~ 伏木相撲愛好会〔まわし姿・平和の鐘〕
巻7 1075番~ 高岡西部地区手話サークルあおい〔手話朗唱〕
巻7 1330番 高岡商工会議所青年部〔東方Project ゆっくり霊夢〕
巻10 1862番~ 高陵小学校〔統合新設小学校〕
巻10 2262番~ 福井 篤史〔学生服〕
巻10 2351番~ ながれぼし〔オリジナル衣装〕
巻12 3051番~ 中山 有希子 中山 孝志 中山 一兎〔菅笠〕
巻12 3111番~ 朗唱魔王
巻12 3127番~ 大和美桜&川原寺プロジェクションマッピングコラボ
巻14 3531番~ 高岡恋馬の会〔馬の歌〕

招待朗唱

編集者が選ぶ心に残る 2022年 朗唱5選

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巻19 4209・4210番

作曲家、小林範子さんによるオリジナル曲朗唱。
これはもはやオペラの萌芽、こんなに美しい歌が万葉集にあったのかと思われたほどです。
原歌は、久米広縄(くめの・ひろなわ)が家持への返しとして作ったホトトギスの長歌。
ステージの随行者だった明圓さんによれば、小林さんは氷見・沢武塾にいらっしゃって、フラッシュモブとして出演されたそうです。自曲をもとに即興で歌われたものか、それとも新たに曲をつくられたものか。「ホトトギス」を繰り返して整えるなど技巧的な部分が感じられる秀逸な朗唱作品です。
来年も是非、朗唱をお願いできればうれしく思います。

谷近く 家は居れども
木高くて 里はあれども
ほととぎす いまだ来鳴かず
鳴く声を 聞かまく欲りと
朝には 門に出で立ち
夕には 谷を見渡し
恋ふれども 一声だにも いまだ聞こえず

藤波の茂りは
過ぎぬあしひきの
山ほととぎすなどか来鳴かぬ
(天平勝宝2年4月23日・西暦750年 久米広縄)

巻1 1・2・3・4番

高岡市万葉歴史館長の坂本信幸さんによる朗唱です。
通常は「犬養節で」と呼びかけて歌われることが多いのですが、今回は手ぶりを交えて特別な気合を感じられる朗唱でした。

歌詞を見ずに一気に朗詠され、万葉集の研究者としての矜持をも感じさせます。それにしても強く印象に残りました。

巻11 2801・2802番

今年もかわいい子どもの朗唱がいくつもありましたが、岡本真歩さんのこの朗唱が最も記憶に残りました。
この経験をきっかけに日本の伝統的詩歌に関心をもってほしいと思います。

10年後20年後にこの映像をもう一度見る時、真歩さんはどんな道に進んでいるでしょうか。そのときもう一度、万葉歴史館を訪ねてみてもらいたいです。この映像が宝物になっていることを願います。

巻10 2032・2033・2034番

富山県行政書士会高岡支部のマツバラさん
ややおぼつかない足取りで進み出ると、マイクに額をぶつけてしまいますが、そこから気を取り直して悠然とした謡を披露されました。力みがなく自然体で、即興の抑揚。

テレビ番組で歌手が高齢者に扮して美声を発して驚かせるというのがありますが、少し似たところもあります。マイクに額をぶつけるのは演出だったのか、ご本人に聞いてみたい気もします。高岡にはもともと謡曲愛好者が多いのでしょうか、ほかにもすばらしい謡曲朗唱が数多くありました。

巻7 1068番~1074番

絵本作家のまつしたゆうりさん(大阪)は、万葉沼にハマるきっかけになった歌です、と解説しておられました。この歌は歌聖のよく知られた名歌です。ただ今回は朗唱自体よりも、熱量の多いトークにぐいぐい引き込まれてしまいました。
柿本人麻呂を「ひとさま」と呼び、大伴家持を「もっちゃん」と呼ぶ。

こういうぶっちゃけトークの裏側に万葉集への愛が強く感じられました。

天を詠む
天の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ
柿本人麻呂歌集

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